陣痛があるときに医師や助産師に
いい陣痛だね〜
陣痛弱いね〜
など言われたことがある人、またこれから言われるかもしれません。
いい陣痛だね〜といわれたならまだ頑張れるかもしれませんが
逆に
弱いねーなんて言われると
こんなに痛いのに…と凹みますよね。
で、弱いってどういうこと?を
少し説明してみます。
最初は、本当に生理痛のような痛みから開始します。
間隔も長く、痛みもあるけど我慢できるくらい。
そうなんです。この時期は子宮口がゆっくり熟して開き始める時期です。
少しずつ開きます。ある程度の痛みがあれば3〜4センチは開いてくれます。
そしてだんだん痛くなる…
ここからはある程度の痛みが必要になります。
顔色が変わってくる時期です。痛みの種類がかわってきます。腰も痛くなってきます。さすってもらえは何とか頑張れそう!で6センチぐらい
ここからは強い痛みが必要になってきます。
赤ちゃんが回りながら下がってきます。
そしてその赤ちゃんを生み出す強い力が必要になってきます。
今まで以上の強い痛みが必要になってきます。
今までの痛みではそうそう赤ちゃんは下がってきません。
また、間隔もあきすぎてしまってはいけません。波のように次から次からくる陣痛でいきおいよくすすんできます。
ところが何かしらの原因でそれ以上の痛みが来ないためここから停滞してしまい、痛いのに7センチ8センチから進まないということが起こります。
本人はずっと痛いのです。ただ間隔が縮まらない、
痛いものは痛い。有効ではないのですすまない。
見ていても本当にかわいそうになってきます。
下がらないと開かない、開かないとだんだん時間がたち疲れてくる、そうなると陣痛がますます弱くなる、負のスパイラル。
そして、赤ちゃんもストレスが大きくなり最終的には帝王切開になることもあります。
そうなる前に、微弱陣痛と診断され誘発剤を使用となることは多いです。
陣痛が弱いから…と言われて。
原因でよくみるのは体重増加や最終BMIが高い方。
7センチぐらいまでは順調。
でも産道についた脂肪によって赤ちゃんがそれ以上下がれないのです。
よく赤ちゃんをねじに例えるのですが
ネジのように回りながら下がるのが
ささらず空回りした状態。
もしくは逆向きに回ってしまう回旋異常になり、陣痛が来ても有効的にならずさらに微弱陣痛になる
その他の原因としては胎児骨盤不均衡
骨盤の大きさよりも赤ちゃんが大きく下がってこれない状態。
この場合、陣痛中にレントゲンで診断し帝王切開となるケースもあります。
微弱陣痛はそれだけではないかもしれませんが、
日頃からしっかり動き、体力をつけておき、体重増加を必要以上にならないように気をつけましょう。
また、貧血にならないように…
最終的には、一般的なことばかりですができるのはそれくらいです。
赤ちゃんやママの骨盤を今更かえるのは不可能ですからね。
ママの為にも赤ちゃんのためにもできることをやって過ごしましょう!